こんにちは。
日曜日に行われました、九州各県大会決勝・長崎総合科学大学戦についてご報告致します。
ダブルヘッダーで迎えたこの試合、先発を
GK.泉
DF.柳井、福永、中村、福田
MF.松永、山本、満田、山口
FW.牟田、酒匂
のメンバーで臨みました。
運命の決勝戦。
緊張が高まる中14:30分にKick Offの笛が鳴ります。
試合序盤は、4-4-2システムで2トップのパワーやスピードを活かした攻めをみせます。
牟田のポストプレーを利用して相手CBを抑え込み、酒匂のスピードを活かしてその裏側を駆け抜けさせるといったプレーで序盤は攻め続けます。
勢いのままに、開始から8分で満田が均衡を打ち破るゴールを奪い、試合はいい緊張感を持って進められるようになります。
しかし、中盤の攻守のバランスがうまく取れず、相手に中盤を支配され始めると、中央からサイドへの展開、そこからシュートまで持ち込まれる等危険なシーンが目立ち始めます。
これには、福永・松永の細かい指示、全体の粘り強い守備で持ちこたえ、戦術で冷静に対応しシステムを4-2-3-1へ。
中盤に厚みを持たせ、支配率の回復に成功します。
26分には、山本と牟田による崩しからシュートを放ちますが、ここはキーパーの高セーブに阻まれゴールとはなりません。
さらに、前線に刺激を与えよりスピードある攻めをみせるため、27分に交替カードをきります。
OUT牟田 IN住吉
すると、投入直後から住吉が得意のエリアから多くのシュートを放ち、相手DFを引きつけることに成功します。
住吉の空けたスペースに山本や山口がうまく走り込み、相手DFに休みを与えずに攻め続ける等、モビリティのある選手たちの長所を活かした攻めで試合を進めます。
繰り返し繰り返し相手の嫌がるプレーからシュートを放ちますが、追加点を奪うこと無く前半を終えます。
相手の流動的なポジションチェンジでうまくマークを取りにくい。
もっとコーチング、受け渡しで対応しよう等、より安定した守備を行うために話し合ったり、もっとシュートを撃って行こう、あのエリアで背中を取ろうといった攻撃面について話し合ったりと、選手たちは良い雰囲気でハーフタイムを過ごしていました。
それが功を奏したのか、得点が動いたのは後半わずか3分のこと。
CKからゴール前での混戦となり、いち早く動き出したのは柳井。
キーパーをうまく外してシュートを放ち、待望の追加点を奪います。
守備面でも、前線のチェックや福田のチェイシングに加え体を張った守備、全体によるハードワークで相手にゴールを許さず、焦燥感を与えます。
そしてこの試合会場が最も歓喜に沸いた瞬間が訪れます。
ベストなタイミングで抜け出した山本がキーパーを引き出す位置にトラップ。
得意の形に持ち込んだ山本が選択したのはコースを狙ったシュート。
持ち前の冷静さとテクニックで見事ゴールネットを揺らし、3年間挑み続けてきた九州2部リーグの門を自ら打ち破り、キャプテンとしての一番の仕事を成し遂げます。
このゴールに、ベンチ陣、スタンドから応援している仲間たち、そして応援に来ていただいた保護者の皆様、学校関係者の皆様が真に一体となって喜びの声をあげました。
その後
OUT福田 IN宮本
OUT酒匂 IN田中
の交替でバランスよく攻守を行い、相手の足が止まり始めてもこちらは走り続け、年間を通してトレーニングを行ってきた、「走力」が光る試合となりました。
試合はそのまま3−0で終え、悲願の優勝、そして九州2部リーグへの昇格を果たしました。
今年度の1年間、我々が目標に向かって進み続けることが出来たのも、皆様の応援あってのことです。
この場をかりて、皆様に感謝の意を表したいと思います。
皆様本当に、ありがとうございました。
会場にお越し頂いた皆様も、そうでない皆様も。
応援して下さっているお気持ちが我々に届き、選手たちの力となりました。
この優勝が、最高の形での恩返しとなったように思えます。
しかし、我々の戦い、九州2部リーグは既に始まっています。
これからも一同誠心誠意取り組んで参りますので、皆様どうか応援をよろしくお願い致します。